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GeForce GTX 780とGTX 780 Tiをトライ

こんにちは、ライター宮川です。ずいぶん間が空いてしまって申し訳ありません。製品版の「バトルフィールド 4」が発売されてから1ヶ月以上経ってしまいました。

前回試すと言っていたGeForce GTX 780搭載ボード「NE5X780T10FB-1100P」のSLIですが、やっとテストすることができました。ただ、そんなことをしている間に上位のGeForce GTX 780 Tiが発表され、独自クーラーを搭載したGAINWARDの「NE5X78TH10FB-1100P(3057)」も発売されてしまいました。そこで、今回はこちらも併せてテストしました。

GeForce GTX 780 GLH OC「NE5X780T10FB-1100P」の製品情報
GeForce GTX 780 Ti 「NE5X78TH10FB-1100P」の製品情報

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前回の記事はこちら(http://www.pclinks.jp/2013/11/geforce-gtx-780-4.html)です。

オリジナルクーラーのGTX 780 Tiが登場!

発売当初はレファレンスクーラーのモデルしかありませんでしたが、独自クーラーモデルも少しずつ増えてきました。今回使うのはGAINWARDの「NE5X78TH10FB-1100P(3057)」です。前回のテストで、このクーラーがよく冷えることは分かっています。


GTX 780の「NE5X780T10FB-1100P」と並べてみました。奥がNE5X78TH10FB-1100P(3057)ですが、この角度では区別が付きません。

補助電源端子の種類が違います。NE5X78TH10FB-1100P(3057)は8ピン×2です。

見た目はGeForce GTX 780搭載モデルの「NE5X780T10FB-1100P」をほぼ同じです。形状やヒートパイプの数など、同じクーラーが採用されているようです。よく見ると、基板のレイアウトもほとんど同じですね。

さて、このGeForce GTX 780 Tiの登場でGeForceシリーズのハイエンドクラスがちょっと複雑になっています。というのも、GTX 780 Tiは3Dゲームでの性能では価格的に最も高いGTX TITANを超えてしまうのです。もはやGTX TITANはゲーム目的では買う価値がありません。

これは、ある意味で本当のハイエンドチップが登場したと言えます。もともとGeForce GTX 780、GTX 780 Ti、GTX TITANはワークステーション向けの「TESLA」というチップの機能削減版で、汎用シェーダー(CUDAコア)の数を減らす(実装はされているけど無効にする)という手法で作られたバリエーションモデルです。ポイントになるのが、GTX 780 Tiのシェーダー数はGTX TITANより多いという点です。つまり、これまでハイエンドだったGTX TITANも実は一部のシェーダーを無効にしていたモデルだったんですね。今回のGTX 780 Tiは無効にしているシェーダーが無いようなので、次世代のコアの登場までこれより上のモデルは出てこないと思われます。

一方でGTX TITANに価値が全く無くなったかというとそうでもなく、倍精度浮動少数演算の性能でGTX 780 Tiより優れています。ただ、これはGPGPU用途で使われる機能で、3Dゲームではまず使われません。ハイエンドのグラフィックボードが欲しいなら、GTX 780 Tiを選んでおけば間違いありません。2013年12月中旬時点で、NE5X78TH10FB-1100P(3057)は8万円ほど。GTX 780 Tiの登場と同時に値下がりしたNE5X780T10FB-1100Pは6万7000円くらいです。

さて、前置きが長くなってきたのでさっそくテストに移りましょう。今回は、製品版のバトルフィールド 4のキャンペーンモードを使います。「BAKU」の冒頭からプレイし、ヘリコプターとの合流地点になっているビルのエレベーターの地点まで進めました。もちろん設定はプリセットの「最高」、解像度は1920×1080です。今回のメインはGeForce GTX 780のSLIとGTX 780 Tiですが、比較のためにGTX 780の単体もテストしています。

テスト環境は以下の通りです。
CPU:Core i7-4770K、メモリー:DDR3-1600 4GB×2、マザーボード:Z87搭載、SSD:PX-256M5P(PLEXTOR)、電源ユニット:定格出力1200W(80 PLUS PLATINUM取得)、OS:Windows 8.1 Pro 64ビット版、計測方法:fpsは「Fraps」(Beepa)、消費電力は「Watts Up? Pro」(Electronic Educational Devices)、グラフィックチップの動作クロックは「GPU-Z」(TechPowerUp)で記録

GTX 780以上なら60fps以上を維持できる

GeForce GTX 780使用時の平均fpsは約85。何度か60fpsを切っていますが、多くの場面で80fpsを超えています。

SLIはゲーム側の最適化の度合いで性能の伸びが変わります。バトルフィールド 4では平均fpsが約151とおよそ1.8倍に。かなり効率よく動作しているようです。

GeForce GTX 780 Tiでは平均fpsが約92とGTX 780から約8%上昇。全体的に引き上げられました

パソコンでゲームをプレイするには、60fpsで動作するかが目安になります。一般的な液晶ディスプレイのリフレッシュレート(1秒間で画面を書き換える回数)が60だからです。グラフィックボード側で60回以上描画しても、ディスプレイが60回しか書き換わらないので意味が無いということです。

するとGeForce GTX 780 Tiはいらないのか、という話になってしまいますが、そんなことはありません。例えば2560×1440などのより高い解像度でプレイする場合は当然fpsは下がりますし、種類は少ないですがリフレッシュレートが120や144の液晶ディスプレイも存在します。ディスプレイの書き換え回数が多い場合、グラフィックボードが60fpsしか出せないのではあまり意味がありません。反対に1920×1080の解像度で、リフレッシュレートが60のディスプレイでプレイするのであれば、GeForce GTX 780で十分とも言えます。

先述したようにNE5X780T10FB-1100PとNE5X78TH10FB-1100P(3057)はほぼ同じクーラーを搭載しています。ですが、今回テストした範囲では両製品ともスペック上のクロックを超え、NE5X780T10FB-1100Pは1136MHz、NE5X78TH10FB-1100P(3057)は1110MHzまで上昇していました。プレイ中はそのクロックを維持しており、上位チップに変わっても冷却性能については問題ないようです。

消費電力はさすがに高い

GeForce GTX 780搭載のNE5X780T10FB-1100Pを使うと、ゲーム中は300Wを軽く超えました。

GeForce GTX 780のSLI時は500Wオーバー。最大で560Wに達しました。グラフィックボード1枚で200W強増えたことになります。

GeForce GTX 780 Ti搭載のNE5X78TH10FB-1100P(3057)の場合。300Wを超えているのは同じですが、NE5X780T10FB-1100Pとあまり変わらないところを見ると、電力当たりの性能は向上しています。

ハイエンドのグラフィックボードは、性能もそうですが消費電力もかなり高くなります。SLIで2枚以上使うとなると、今回の環境で500W超でした。500Wは家庭用の電子レンジ並みです。ただ、このクラスのボードを使う人はあまり消費電力を気にしないかと思います。その性能が欲しい以上、消費電力が高くても他に選択肢が無いからです。それでも気になるという人には興味深い結果となったのではないかと思います。

GeForce GTX 780とGTX 780 Tiの場合は、性能、消費電力、価格とおおむね全ての面でGTX 780×1、GTX 780 Ti、GTX 780×2と上がって行きますので、予算と相談して自分に合ったところを選ぶとよいのではないでしょうか。

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前回の記事はこちら(http://www.pclinks.jp/2013/11/geforce-gtx-780-4.html)です。


文・写真:宮川 泰明(SPOOL)
http://spool-corp.jp/


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